Awazaru's Blog

筆者の覚え書きです。内容は電子工作とかその他いろいろ。

ICを用いたストレートラジオ

ICを用いたAMストレート式ラジオを制作したのでそれについてまとめようとおもいます。基本的に使う素子、回路等は実用的なストレート式ICラジオを参考にさせてもらいました。なのでここでは細かい解説は省かせていただきます。私はケースとして秋月電子で販売している大型ポリカーボネートケースを使用しました。また、このケースに合うように基板を選んだため配線図も自分流です。

こんな感じで素子の配置を考えます。


基板はこれで完成です。バーアンテナ(SL-55GT)はスズメッキ線で作った輪の中に入れてハンダ付けしています。作りながら色々配線のミスに気づき最終的にはおぞましい配線になっています。最初の設計はしっかりと...。ブレッドボードで仮組みした時にボリュームを少し回すだけで発振してしまい、ラジオとしては全く使えなかったのでが50V1uFの電解コンデンサをボリュームのGND側と入力側にパスコンとして使ってみました。これだけで私は発振は全くなくなりました。回り込み発振とかいうものらしくボリュームを使う際には気をつけたい現象です。

これらをケースにつめこみます。ギリギリではありますがちゃんと入ります。スピーカ、ボリューム、バリコン用に加工してムギュムギュします。

できました。

このボリュームはスイッチ付きでこのラジオの電源スイッチ兼音量調節を兼ねてます。


完成後、さっそく聴いてみました。手持ちの市販のラジオと比べながら聴いてみましたが選局に関しては市販のものと同じだけ受信できていました。ストレート式ラジオですが選局度も高く混信は耳では確認できません。非常に満足しています。追加で機能をつけるとしたらイヤホン対応、選局ダイヤルをもっと精密に回せるような機構を付けたいです。後者は市販のラジオなどにはよく見られるもので大きな動きを小さな動きに変換できるような機構です。周波数カウンタなんかも作りたいですね。

追記2016/1/20
ラジオなどで使われるダイアルはバーニアダイアルというそうです